アトリエ379からのお知らせ

アトリエ379におもうこと。

haco

昔ながらの長屋のような暮らし方が再現できたらいいな?
例えば、あれ?ない!!そんな時、お隣りさんへお醤油を借りに行くとか。(笑)
お隣さんが急な用事で出かけなきゃいけないとき
少しのあいだ、子供の○○ちゃんを預かってあげるとか・・・。

ぬくもりを感じる、もちつもたれつの暮らし方。
遠くの親戚より近くの他人。
ホントはそんな関係が、セキュリティよりも安心して暮らせるんじゃないかな?
この想いがアトリエ379建築の根っこの部分。

そもそも家って、「暮らすための箱」だと思うんです。
それは、賃貸とか所有するという選択肢のほかに、
住む人の想いとか考え方が
もっと反映される暮らし方があってもいいんじゃないのかな?っと。

でもいざ家を探すとき、家の広さ・間取・キッチンやお風呂などの設備、
駅からの距離や周りの環境、 そして何よりも大切なのは予算・・・。
そんな条件と何となくの勘を頼りに暮らす家を選んでいます。
それは、暮らす箱にコンセプトが付随しないから。

現状、空き家が多くあります。でも、次々と新しく建てられて・・・。
建築屋さんは、建物を建てないと仕事が成り立たない。
大家さんは、何等かの理由で資産を運用しなければならない。
この二つの条件が、新しい賃貸物件を生み出します。
私たちもアトリエ379を建てています。
もちろん、家が余っていることを知りながら。

そんな今だからこそ、
暮らす人にフォーカスした物件があってもいいんじゃないかと?
通常の家探しの条件をハードととらえるならば、
ソフトという選択肢があってもいいのではないかと考えています。

アトリエ379のソフト、いわゆるコンセプトは、繋がるくらし。
集合住宅はある意味、「共同住宅」であるということを理解していただき、
もちつもたれつの関係で暮らしていただきたい。
フェイスブックにあげている「お互いさまのお隣りさんと、いっしょに暮らす大きなお家」
は 実はアトリエ379の鍵なのです。

ではハードは? ざっくりした表現ですが、暮らしを楽しむ・私らしく暮らす。
リノベーション好きのための新築マンションとでもいいましょうか?
建物の構造がRC造なので、素材感をそのまま使った打ち放しコンクリート壁。
素材感のある無垢のフローリング。設備もステンレス素材もしくは、シンプルな白いもの。
住む人に部屋づくりを楽しんでもらえるよう、コンパクトにシンプルな設備を選んでいます。
そこに、主婦目線の機能を少しプラス。
なので、デザイン性と機能面をてんびんにかけながらひとつずつ選んでいます。
セット品ではないため、ネット上に掲載できる写真がないのがネック。(笑)
工事の都合上、早期契約者限定になってしまいますが、一部壁紙・床材などをセレクトしていただく仕様。
箱(部屋)の中の一部の壁をキャンバスに見たて、
選んでいただいた自分色をDIYで塗っていただくとアトリエ379は完成となります。
18パターンの箱が完成するのが今から楽しみです。

「繋がる暮らしをしたい人」と呼びかけられても
家探しをしている人はきっと、首をかしげると思うんです。
だから、「暮らしを楽しむ人」「私らしく暮らしたい人」と呼びかけ
その中から、繋がる暮らしに共感いただける人をという方法で、アトリエ379は募集をしています。

大家ができること、そんなに多くありません。
こんな暮らし方を目指しているマンションがあることを知っていただき、
「おたがいさまのお隣りさん」をご紹介いただける
もしくは「私が~」と手をあげていただけると嬉しいです。

条件検索で探せない物件がこの夏、名古屋の西区大野木に完成します。
緑豊かなのんびりとしたところです。

 

 

2014-06-01 | Posted in アトリエあれこれ, コンセプトComments Closed